後半は設置とオススメ構成です。
1950年代後半には、「三種の神器」として、
白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3品目が、絶対手に入れてやる!!
というマストアイテムになっていたそうです。
貴方も洗濯機の凄さを再認識していただければ幸いです。
洗濯機の設置について
洗濯機の設置には、洗濯機の下にある「防水パン」のサイズと形状及び、搬入経路が重要になります。
「防水パン」には、基本的には直下排水タイプと、洗濯機の横から排水ホースを出すタイプがあります。
よく分からない場合は、写真を撮って採寸しておくと良いでしょう。
現在、設置している機種の型式と共に、お店の人に見せて相談すれば、話が早いはずです。
ちなみに、縦型洗濯機から、ドラム式洗濯機に入れ替える際は、特に注意が必要です。
玄関を通れなくてキャンセルになった…
洗面台の前を通れなくてキャンセルになった…
といった、購入後のトラブルが非常に多い製品なのです。
悩んで、考えて、ようやく決めたら入らなかった…
という事の無いように、しっかりと準備をしておきましょう。
筆者オススメの構成
筆者の推奨構成は、縦型洗濯機と単機能乾燥機の組み合わせです。
洗濯機能と乾燥機能を両方備えた、高機能製品である洗濯乾燥機は、部品点数が多い分、故障確立も上がります。
単機能の家電であれば、どちらかが壊れても故障機の買い替えだけで済むわけです。
特に、乾燥機は常に乾燥している上に、単純な構成のため、故障率は低い家電製品だと考えています。
そして、この構成であれば、乾燥機を回している間に、2回目の洗濯も可能です。
更に、洗濯と乾燥を別々にすることで、乾燥した衣類が臭くなってしまった…(泣)
といった、洗濯機の影響を乾燥時に受けることが無くなります。
長年、洗濯機を使用していると、大量の洗剤や汚れが槽の裏側に溜まってしまいます。
プロに清掃してもらうなど、きちんとお手入れ出来れば良いのですが、どうしても見えない槽の裏側などは見逃してしまいがちなので、はじめから別々に運用していくという訳です。
何故、店員さんは細かく説明してくれないのか?
家電量販店に行っても、単機能乾燥機は、見つけることすら困難です。
ほぼ指名買いのみで、店員さんから縦型洗濯機と単機能乾燥機の構成を勧められることは、まずありません。
また、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の詳しい説明もありません。
もしも貴方が、ドラム式洗濯機の前を何度も往復していれば、店員さんは、縦型洗濯機はランニングコストが安く、乾燥が下手だから、ドラム式がいいですよ!という説明をしてくれるでしょう。
また、予算が5万円位と先に言えば、店員さんは、縦型洗濯機の良さを説明してくれます。
これは何故か?
単純にお客を悩ませて帰らせない為です。
杓子定規にメリット・デメリットを説明すると、誰でも悩んでしまいます。
洗濯機が壊れてしまい、今すぐ決めねばならない。
という状況で無ければ、情報量が多い場合は、誰しも情報を整理して、仕切り直したいと思うはずです。
仕切り直した時に、その電器屋さんに来てくれる確率は何%でしょうか?
ですから、店員さんは貴方の背中を優しく押す接客トークを行なうのです。
情報を単純明快にし、選択肢を減らし、二者択一程度に落とし込みます。
こうして、貴方はお気に入りの洗濯機を選ぶ訳です。
家電製品というのは、約10年の寿命がありますから、お客側は10年に一度しか勉強する機会がないため、基本的に素人な訳です。
一方、店舗側は、この購入機会を逃してしまうと、この先10年は、このお客から購入してもらえないのです。
しかも、ネット販売や、量販店でまったく同じ機種がたくさん販売されています。
という訳で、「クロージング」と呼ばれる「成約」を最優先とする接客方針が取られるのです。
まぁ、日本の各メーカー製家電製品は、長年の間、過当競争を続けていますから、
どれを購入しても、大抵満足度は高いのです。
個人的には見た目で選ぶのことが、一番満足度を高められるのでは?と思っています。
気に入った機能とデザインの家電製品があると、毎日見るだけでテンションが上がりますよね♪
最後に
おばあさんは川へ洗濯へ。
の時代から、家事は非常に重労働であったと容易に想像出来ます。
四季がある上に多湿な日本では、病気にならないように常に清潔にしている必要があり、毎日大量の洗濯をしていたはずです。
それが今ではボタン一つで乾燥まで出来てしまう!!
しかも、文句を言いませんし、早いのです!!
という、とんでもなく素晴らしい製品が洗濯乾燥機なのです。
10年位前ですが、発展途上国に滞在していた際に、洗濯機があるのに手洗いしている光景を見て、不思議に思い質問しました。
何故手洗いしているの?
洗濯機の方が早くて楽チンでしょう?
すると、洗濯機を使うと衣類がすぐダメになってしまうのヨ。という回答でした。
お金持ちは、衣類が痛まないように、家政婦さんに手洗いさせるのだそうです。
う~ん…
色々考えちゃいますよね。
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