一番良く質問される家電品?ですね。
聞くほうは軽い気持ちで「何買えばいい?」と聞いているのですが、とても難しい質問なのです。
かといって、このような質問をする相手に詳しく説明しても多分理解出来ない。
というわけで、「一番高いの買っとけば長持ちしますよ~」と私は言って逃げてしまいます。
そんなパソコンの基礎を説明していきます。
OSのお話
まずはOS(オーエス)を理解しましょう。
OSとはパソコンの基本ソフトの呼び名で、このOSの種類で使用できるソフト(アプリ)などが制限されます。
身近なものでOSが分かりやすく搭載されている製品がスマホです。
有名なandroidスマホとiOS(iPhone)スマホOSが異なるスマホになります。
androidは各スマホ会社にOSを提供しているので、色々なメーカー製のandroidスマホが発売されます。
一方、アップル社はiOSという自社OSをiPhoneのみで使用しています。
この構図がパソコンにも当てはまります。
マイクロソフト社が販売しているOSが、Windows(ウィンドウズ)でアップル社が自社パソコンに使用しているのがmacOS(マックオーエス)です。
これら以外にも、Chrome(クローム)やLinux(リナックス)といったOSもあります。
スーパーファミコンとメガドライブ、PCエンジンの違いみたいなイメージです。古い??
OSが違うと使えるソフトが変わってくるため、一度選択したOSを変更することは難しい訳です。
一般的にはWindowsを選択しておけば間違いがありません。
一般企業でアップル社のPCに出会うことはほぼ皆無です。デザイン部門でたまに発見する位です。
新入社員がmacOSしか使ったことありませ~ん!(涙)と言ってきても
「そうですか。早くWindowsを覚えて下さいね。」で終わりなわけです。
CPUのお話
CPUはパソコンの「脳みそ」です。
これの性能が高いほど、返事が速い賢い子となります。
メーカーはintelとAMDという二強のみ知っていればOKです。
intelはCore i(コアアイ) ● で●の数字が大きいほど優秀。
AMDはRyzen(ライゼン) ● で●の数字が大きいほど優秀。
といった感じ。
ただし、半導体の進化のスピードはとんでもないため、世代(販売年)には要注意です。
例えば、第10世代のCore i3-10100F(2020年)の性能は、第7世代のCore i 7-7700(2017年)と同等というわけです。
また、このような看板CPUの名を冠していない、Celeron(セレロン)やAthlon(アスロン)といったエントリークラスのCPUは避けた方が無難である。
理由は単純。賢くないからである。
メモリのお話
RAMとか書かれているのがメモリです。
メモリが大きければ机が広いので、作業がし易いという例えが非常に分かりやすいと思います。
Windows10であれば、8GBは欲しいところ。最低でも6GBは欲しい。
8GBを1枚挿すよりも、4GBを2枚の方がスピードが上がります。
ゲームや動画編集などする場合には、たくさん積んだ方がいいですが、OS毎にもチップセット毎にも認識出来る限界のメモリ容量があるのでご注意下さい。
Windowsは、キーボードのCtrl+Alt+Deleteでタスクマネージャーを起動出来ます。
パソコンの動きに不満がある場合は、これを見てどこがボトルネックになっているのか探って対処すればいい訳です。
ストレージのお話
よく本棚に例えられる部品です。
本棚が大きいと便利ですよね?
では、こちらの容量が大きなPCにしましょう。という感じ。
昔はHDD(ハードディスクドライブ)が主流でしたが、現在はSSD(ソリッドステートドライブ)が主流です。
HDDと比べてSSDは容量当たりの価格が高いデメリットがありますが、反応が速く機械部品がないため衝撃に強いという特長があります。
特にPCの起動時に時間がかかるのはストレスになりますので、起動用のストレーSSDにして、記録用のストレージを大容量のHDDにするといった使い方をよくゲーミングPCなどで見ます。
あとは、安価なモデルではストレージがオンボードのものがあります。
オンボードとは基盤(マザーボード)直付けのことです。
変更が出来ないので、ストレージが壊れたらPCも終了となります。
Windows10では、32GBストレージのモデルがアップデート出来ずに遺物となるケースが多発しました。
最低でも64GBないと、OSだけでストレージがいっぱいになってしまいますのでご注意下さい。
グラフィックボードのお話
グラボと呼ばれるパーツになります。
グラフィック専用に使う脳みそで、ゲーム・設計・デザインという用途には必要なパーツとなります。
グラフィックオンボード(古い?)といって、マザーボード(基盤)やチップセット、CPU等に内蔵されているグラフィック機能があるため、あえて付け足すパーツです。
一般用途には内蔵グラフィックで十分!というわけで、世の中のほとんどのPCは搭載していません。
グラボは高い上に電気を余計に食うので、グラフィックを楽しむゲームがしたい!という目的がない限り使用しません。
逆に言うと、グラボを搭載するような用途には、CPUもメモリもストレージもスピードが必要になってきますので、相当高価格な構成となります。
何故、高いのを買っておけば長持ちするのか?
簡潔に説明しようと思ってもこのボリューム…
心が折れる人の気持ちは分かりますが、パソコンはあくまでタダの便利な道具です。
スペックなど分からなくても高いのをとりあえず買っておけば、環境が進化してもある程度は不満を持たない程度の処理速度でついていけるという算段な訳であります。
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