私が営業時代に勤めていた会社でも扱っていた液晶プロジェクター。
今はほぼ日本勢撤退済みです。
当時の製品は高額なランプなのに光量が少ないことや、それから発生する熱などもあり、あまり一般的にはなりませんでした。
また、設置場所も広くないとディスプレイで事足りるため、大きな会議のプレゼン用とか、催事やパーティー会場などにあるくらいでしたよね。
しかし、プロジェクターで映画見たいな!スポーツ見てみたいな!という気持ちをお値段的にも設置環境的にも実現できる製品たちが現代は発売されています。
私が選んだのはお気に入りのアンカー製品。
前々から気になっていた製品がセールで安くなっていたため購入しました。
機種はNebula Capsule 3 Laser。検討していた定番モデルCapsule 3の上位モデルを思いきって選びましたのでレビューします。
光量の違い Capsule 3とLaserの差
サイズはほぼ同じで約1kg。
大きな差は光量でLaserは300ANSIルーメン。
Capsule 3は200ANSIルーメンなので、1.5倍の光量があることになります。
プロジェクターにとって光量はメインスペック。
この数値が大きいほど、周囲が明るいといった過酷な環境でも、ハッキリと映像を投影することが出来ます。
私が営業時代には、「ルーメン」が光量の値でしたが、ルーメン値には業界標準といった測定基準がないそうで、現在はアメリカ国家規格協会が定めたルーメンの規格である「ANSIルーメン」が広がりつつあるそうです。
確かにアマゾンで自称3,000ルーメンの安い中華液プロを会社で購入したことがありましたが、真っ暗にしないと厳しい性能であった。という経験もあります。
このような消費者向けの規格改善はありがたいですね。どんどん進めて欲しいものです。
OSの違い(NetFlix操作の違い)
Nebula Capsule 3はGoogle TVを搭載しており、リモコンにもNetFlixボタンがあるそうです。
一方、Nebula Capsule 3 LaserはAndroid TVを搭載しており、デフォルトではNetFlixが見られません。
しかし、マニュアル等の指示通りに操作すれば、NetFlixを視聴可能にすることは可能。
実際に入れてみましたが、作品選択などが強制的にマウスモードになり、操作しにくいといった不満も感じました。
操作性はメジャーアプリであるGoogle TV搭載の Capsule 3の方が良さそうです。
初期設定が超シビア
Capsule 3 Laserは本体を動かすと自動でピント設定を開始するのですが、推奨環境が白地の平面な壁であり、少しでも凹凸がある環境などではピントが合いません。
私もそうなったのですが、こうなると次の設定の文字が見えないため、初期設定で詰んでしまいます。
私の場合は、ピントが合うまで壁に近づけまくり、設定から自動調整機能をオフにして手動調整状態で設置希望場所まで移動するという方法で解決しました。
ダイヤルを回してピントを合わすといった、シンプルで一般的であった機構がないため、こんな面倒な問題も発生してしまうのでご注意下さい。
セールが無ければオススメは Capsule 3 かな!?
私はセール価格に目がくらみLaserを購入しましたが、Laserは2022年発売で Capsule 3は2024年発売のようなので、光量問題さえ無ければ、 Capsule 3が最新版なのでオススメです。
真っ暗に出来る家庭用途であれば Capsule 3。
ちょっとは照明を入れないとまずい店舗や事業所等で使用するとかであればLaserかな。
でもどちらもモバイルプロジェクターであり、据え置き器に比べれば光量は低いので、明るさには期待しないでください。
精細度もフルHDなので、4Kモデルに比べれば大したことはないはずです。
実際に見たことはありませんが…
私的にはフルHDでも十分に映画館っぽくて満足しています。
また、スピーカーは必要十分で外部スピーカーを接続する必要性は感じません。
音質も音量も◎であると私は思います。
総評としては、この価格で気軽に持ち運び可能で高品質なプロジェクターが買えてしまう!!
家電好きであれば、所有するだけでウキウキしてしまう製品であるといえるでしょう。
これからのオリンピックやワールドカップを考えれば後悔はありません!!
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