PlayStation 5 が対応したHDMI2.1規格
これは4Kの映像を120Hzでビデオ出力できるという凄い規格です。
しかし、ほとんどのテレビは対応していません。
その上、店頭では4K120Pなんて謎の規格もチラホラ…
そこのところを調べていこうと思います。
ちなみに筆者はPS5を触ったことはありません!
4Kとは何ぞや?
時は2010年頃
地上デジタル放送化!
ハイビジョン放送開始!
めっちゃ綺麗~♪と騒いでいたのは約200万画素の放送のことです。
これをそのまま映せるパネルがフルハイビジョン=横1920画素×縦1080画素になります。
更に時は経ち、4K放送が開始されました。
これは約800万画素の放送です。ハイビジョンの4倍!!
4K=横3840画素×縦2160画素
横方向が約4000画素だから4K(キロ)というわけであります。
120Hz・120FPSとは何ぞや?
ゲーミングモニター等に記載されている●●Hzとは、モニターのスベック単位のことで、そのモニターが1秒間で画面を書き換え出来る回数のことです。
120Hzであれば、1秒間に120コマの書き換えが可能なモニターということです。
一方、FPSはフレームパーセコンドの略で、動画の単位になります。
その名の通り、動画が1秒間で何コマ(フレーム)かを示しています。
120FPSであれば、1秒間に120コマの動画となります。
120FPSの動画は、60Hzのモニターで表示すると60コマ/秒しか反映できません。
そこで、120FPSの動画を100%反映したい場合には、120Hz以上のスペックを持つモニター(テレビ)を選ぶ必要がある訳です。
このような関係のHzとFPSは、同義語のように使われています。
120FPSってどんなもんなの?
PlayStation 4 やニンテンドーSWITCHは最大60FPSです。
PlayStation 5 はその倍ということになります。
更にFPSが多いのがゲーミングPC。
144FPSから400FPSなど、お金に糸目をつけなければハイスペックにすることが可能です。
このFPSの差で、対人ゲーム等ではPC勢が優位な訳です。
ですから、ゲーミングPCを構成するのであれば、60FPS以上は出す仕様にしたい。
ゲーミングモニターで主流の144Hz帯くらいのFPSを出せると嬉しい訳です。
それを一般消費者向けのゲーム機が50,000円程度で実現している。
自作PCでこのスペックを出すには10万円超はかかりそう…
という訳もあって、PlayStation 5 は大人気なのです。
4K120Pとは???
どうもこの名称は、SONYカメラの動画撮影スペックの名称が由来のようです。
4Kで120FPSの「P」=プログレッシブ方式という意味とのこと。
確かに各テレビメーカーは公式には、このようなスペック単位を用いていません。
PCに詳しくないカメラ好きの誰かが使い始めて一人歩きしている模様なのです。
一般消費者を混乱させる単位を濫立させるのは感心出来ません。
家電では同じような機能を差別化したくて、言葉を創ることが多々ありますが、選ぶ側からすれば迷惑な話です。
PS5の製造元であるSONYに準拠するのであれば、「4K120Hz対応」
その根幹であるHDMI2.1規格に準拠するのであれば、「4K120fps対応」
こうなっていれば、PC関係の人でも一目瞭然で理解できる単位な訳です。
このように家電業界でも家電畑とPC畑にはだいぶ隔たりがあるのです。
本当は詳しくなくてはいけないのですが、オーディオビジュアル部門の販売員でもデジタルに弱い人が大半です。
理系スタッフが詳しくスペックを説明してしまえば、消費者は混乱して購入を躊躇してしまいます。
それよりも、対人スキルの高いスタッフがお客を笑わせながら要点のみ突いた接客をした方がお互いハッピーな訳であります。
総括
凄い!4K120fps!!800万画素の映像を120コマ!!
デカいテレビでゲームが滑らかに出来るようになる訳です。
しかし、ソフト側も対応している必要がありますし、モニターの反応速度なども操作性には関係してきます。
そうです。
HDMI2.1規格でのゲームというのは過渡期なのです。
これから4K120fps対応テレビを買おう!という人は、ある程度は人柱になる覚悟で購入して下さい。
なお、テレビを選ぶ時は、HDMI2.1に対応しているか?
120Hz駆動が可能か?を確認するべきです。
4Kフルで120Hzって相当重いと思うんです。
縦方向の出力を抑えて、横4Kは維持!という一休さんみたいな対策も仕方ないと思います。
その代わり、人よりいち早く素敵な体験が出来る訳です。
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